お参りの手順
茅輪祭(ちのわまつり)は、茅萱でつくった大きな輪をくぐることでお祓いとなるお祭りですが、いろいろと手順が決められています。
正しい手順でお参りして、半年間の罪穢れをお祓いしてもらいましょう。
1.人形祓いを行います
人形(ひとがた)は氏子の皆さん、また神社の崇敬会会員の皆さんなどに予めお配りしています。それ以外の方で希望される方は社務所にお申し出下さい。また、茅輪祭当日にも社頭で配布しています。(無料)
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この人形に自分の氏名と生年月日を記入します。
名前はご自身で書くのが理想ですが、 やむを得ない場合は代わりにどなたかが書いても構いません。
そして人形で自身の体を撫で、最後に息を吹きかけて、身体の内外の悪いものを全て人形に移します。
この作業は必ず本人が行って下さい。代理で行うことはできません。
2.本殿に参拝
人形の準備ができたら、まずは本殿の神様にお参りします。 伊太祁曽神社に祀られる五十猛命(いたけるのみこと)という神様は、日本に木を植えて廻った神様であると同時に、大国主神(おおくにぬしのかみ)が災難に遭った時に救った ”災難除けの神様” でもあります。
本殿参拝の詳しい作法を見る場合、ここをクリック
半年間の無事の感謝と、残る半年間の無事を祈り、二礼二拍手一礼の作法でお参りしましょう。
3.茅輪をくぐる
大茅輪をくぐります。 多くの神社では左右左と8の字にくぐるとされていますが、伊太祁曽神社の大茅輪は8の字にくぐることができませんので、同じ方向に廻って3回くぐります。
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4.人形を納める
大茅輪を3度くぐった後、祭壇に人形(ひとがた)を納めてお参りします。
拝礼作法は、本殿と同様に2礼2拍手1礼です。
人形を納める詳しい手順を見る場合、ここをクリック
人形を祭壇の所定の場所に納めます。
家族分で封筒に入っている場合は封筒ごと納めて構いません。
尚、封筒に初穂料は入れないで下さい。
(封筒は開封せずに焼納します)
2礼2拍手1礼の作法で祭壇にお参りします。
祭壇には祓いの神様がお祀りされています。
5.小茅輪を受けて帰る
参拝後、小茅輪を受けて帰ります。(初穂料500円)
小茅輪を玄関に掛けておくと、家族が無病息災でいられると言われています。
また、女性は五色絲(ごしきのいと)をお守りとして持ち帰ります。(初穂料はお志し)
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玄関に掛けておくと家族が無病息災でいられると伝わる小茅輪。
1体500円です。
五色絲は裁縫上達のお守りと伝わります。
現在では転じて女性のお守りとされています。
普段持ち歩くカバンに結んだり、よく着る服に縫い付けたりして
お持ち下さい。