社号

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和歌山市伊太祈曽558

各種祈願

七五三祈願

七五三のお詣りは子供の成長を祝って行われるものです。
近年は写真撮影をすることが主体となってしまっている感が強い七五三ですが、本来の意味を知って行事に取り組んでいただければと思います。

七五三は7歳、5歳、3歳の子供の成長を祝って行われている行事(人生儀礼)です。
7歳は「帯解き(おびとき)」と呼ばれる、女の子のお祝い。
5歳は「袴着(はかまぎ)」と呼ばれる、男の子のお祝い。
3歳は「髪置き(かみおき)」と呼ばれる、男の子、女の子両方のお祝い。
古くはこれらの儀式の年齢は決まっておらず、子供の成長に合わせて適宜行われていましたが、江戸時代頃からそれぞれの年齢でお祝いをするようになり、やがて 「七五三」 という言葉が生まれたようです。

  • 七五三を祝う年齢
  • 七五三という風習が生まれた頃の日本では、年齢は数え年でした。
    「数え年」 という年齢の数え方は、生まれたときを1歳として、お正月が来る度に、皆揃って1つ歳を重ねるという年齢の数え方です。
    現代の、生まれたときは 0歳 で、誕生日が来る度に1つ歳を重ねる年齢の数え方は 「満年齢」 といいます。
    「数え年」 での年齢は、誕生日前であれば満年齢に2を、誕生日を1を加えた数字となります。

    先に書いたように 「七五三という風習が生まれた頃の日本では、年齢は数え年」 でしたので、本来は数え年でお祝いするものです。
    しかし、最近は 「満年齢」 でのお祝いも増えています。
    古くは 髪置き、袴着、帯解き の年齢が定められていなかったこととあわせて考えると、厳密に 数え年 とか 満年齢 とかにこだわらなくても良いと思います。
    大切なのは、お子さんの成長を祝う家族の気持ちと、なんのお祝いなのかを正しく理解しておくことです。

    とはいえ、一応 「七五三」 というお祝い行事ですから、数え年の場合、何年生まれがお祝いになるのか記しておきます。

    令和6年 七三五詣り
    年齢とお祝い お祝いの意味 数え年 満年齢
    3歳 男女児
      髪置き
    髪を伸ばし始める、男女児のお祝い。 令和4年生れ 令和3年生れ
    5歳 男児
      袴着
    袴を着せる男児のお祝い。 令和2年生れ 平成31年生れ
    令和元年生れ
    7歳 女児
      帯解き
    大人の帯をつける女児のお祝い。 平成30年生れ 平成29年生れ

     

 

  • 七五三詣りの服装
  • 七五三詣に決められた服装というのはありません。
    神社への参拝ということで和服姿の子供さんが多いのは事実ですが、スーツやドレスでも構いません。
    また、普段着であっても一向に構いません。

    お子さんは着飾っているけど、親御さんは普段着という場合を時々見かけますが、これはあまり感心しません。
    親御さんも着物にする必要はありませんが、お子様がきちっとした格好でお参りされる訳ですから、スーツを着る、ジャケットを羽織るくらいの格好はしないと、バランスが取れないと思います。
    七五三詣は子供だけが神様に詣でるのではありません。親御さん達も一緒に神様に御礼の気持ちでお参りします。それなりの格好を心がけましょう。

    3歳児に着物を着せるときは注意が必要です。袴姿の3歳男児や、振り袖姿の3歳女児を時々見かけますが、これはお祝いの趣旨からすると不適切な格好です。
    男児が袴を着けるのは5歳の「袴着」、女児が振り袖を着るのは7歳の「帯解き」のお祝いです。
    3歳児はまだ体も小さく、これらの着物を充分に着こなすことができません。被布(ひふ)と呼ばれる着物を着るのが適切だと思われます。
    袖なし被布は女児の着物だとする向きもあるようですが、もともとは男子の着るものでしたので、男児が着ても問題ありません。

    お宮詣りの際に着せた晴れ着を七五三に用いる方もいます。それ自体は誤りではなく、むしろそうすべきものですが、それぞれ5歳、7歳のお祝いで用いるのが良いと思います。
    また、お宮詣りの際にお祖母さまの首に掛けていた紐は子供に着せる時には不要です。 ”しつけ糸” で付けられていますから簡単に取ることができます。

     

 

  • 初穂料について
  • 七五三詣に際して神社に納めるお金は、写真館や貸衣装の「代金」とは異なります。
    「初穂料(はつほりょう)」と言って、神様へのお供えを包みます。
    そのため、本来は金額の決まりはなく、お気持ち(お志し)をお渡しするものです。自身が子供の成長を祈願するのに適切と思う金額を納めます。
    多くの神社では初穂料の目安を定めていますので、わからない場合は尋ねてみても良いでしょう。

    また、「代金」ではないので、お財布から現金を出して渡すのではなく、ちゃんと「熨斗袋(のしぶくろ)」などに包んで準備しましょう。
    結婚式のお祝い金や、お葬式の香典料と同じ性格のものです。

    熨斗袋にはいろいろな種類がありますが、一般的な赤白の水引がついていて(もしくは印刷されていて)、結び方が蝶結びになっているものを用います。
    熨斗袋の表には、上段に 「初穂料」 や 「玉串料」 と記し、下段には 名前 を記します。名前は姓だけを記しても良いですし、お祝いとなるお子様の氏名を記しても構いません。
    また、裏側には包んだ金額を記すのが正しい作法です。

     

  • 七五三のお参りをする日程
  • 七五三のお祝いは 11月15日 とされています。江戸時代中頃には定着していたようです。
    近年は、両親の仕事の都合や、お祝いとなる子供本人の学校や幼稚園保育所の休みの日にという方が多く、11月15日前後の土曜日日曜日の参拝が多くなっています。
    お祝い事ですので、ご家族がなるべく揃う日にされるのも1つの考え方だと思います。

    伊太祁曽神社では、毎年10月最終の土日から11月末日までの期間、お守りの他に千歳飴や記念写真の準備をしてご祈願をお待ちしています。
    上記以外の期間の場合は、ご祈願とお守りのみとさせていただきますので予めご了承下さい。

    尚、ご祈願は最大3組程度で行うため、予約優先とさせていただきます。
    そのため、事前に御予約いただけていない方には長時間お待ち頂く場合、状況によってはご祈願の受け入れをできかねる場合があります。
    必ず事前に参拝希望日時をお問い合わせ、お申込みいただけますよう、お願い申し上げます。
     電話 073-478-0006 (毎日9時~17時)

    こちらのリンクから参拝予約状況が確認できますので、参考にして下さい。(各回2~3組まででのご案内)

    令和6年の七五三詣予約状況(ここをクリック)

    令和6年の七五三受け入れ期間
       10月26日~11月30日 各日午前9時から午後4時迄
       ※ 平日30分毎、土日祝20分毎
       ※ 事前予約優先、最終受付午後3時30分

      上記以外の期間は撤下品がお守りのみ(千歳飴やお土産はありません)となりますが、参拝の受け入れはいたします。